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業務内容

SERVICE

意匠設計

工場の設計について

生産方式や人と物流動線など、全てを考慮した計画を

  1. 工場の建築設計は 主にマシン配置、搬入路、クレーンの配置を基本設計により決定し、同時にスパン割・杭の選定・振動騒音対策を考慮する必要があります。
  2. 動線の検討は重要で、動線計画として、人と物流動線は分離し、台車やフォークリフト使用のケースを想定し、回転半径や、柱・壁に保護材を設置することなどを考慮し、同時に平面、高さとして有効にスペースを活用されてロスがないかを検討します。
  3. ゾーニング計画( エリア分け) としては、生産設備など必要に応じてドライ/ウェット、温度・室圧、清浄度などに区分分け 部署間は近接させて配置するなども考慮します。

 

土間を有効的に使う

土間の使用目的、設置する機器が要求する精度により区分分けし土間の厚み、工法が変わる地盤の影響も考慮し、地盤改良や杭打ちを行うことも検討します。

土間仕様・杭長さ・本数等を考慮の上、コスト最適化を行います。重量な機器や精密性が必要な機器に配慮し土間精度確保し、トラックやフォークリフトなどが通る部分を耐荷重性・耐摩耗性が必要な土間仕様を選定します。

また特殊形状ピット・機械基礎などの土間設計にも対応します。

 

省エネ対策を行い、ランニングコストを削減する

工場内は大量の電気を消費します。エネルギー使用割合が大きい「電気」は、ランニングコストを軽減する配慮を当初から計画します。また改修工事でも当てはまりますが、取り掛かりやすい事として、省エネに適切な設備機器の選定をする事です、特に空調・照明機器を見直す事は、生産設備を見直すより、工場稼働に関わらず考えられるので効果的です。

また外壁・屋根に断熱塗料や屋根を二重にし断熱材を施すことで、日中の直射日光を抑えて、空調の電気使用量軽減に繋がります。また屋根の上の自然光をそのまま照明として取込める、スカイライトチューブを設置しることで照明器具の個数を減らす事も可能です。

 

 

  • スカイライトチューブを設置した工場

  • スカイライトチューブ

 

周辺環境との調和を図り、騒音・振動などにも配慮

  1. 建物周辺との関係として、騒音、日影等配慮が必要です。工場の生産内容によって振動、塵埃、臭気が問題となることがあり配置計画については考慮が必要です。設備機器の防振対策や、遮音壁を設置するなどの検討も建物ができる前に必要なケースもあります。
  2. 危険物を取扱う場合は、消防法に基づき使用する種別・数量によって建物周囲に保有空地・保安距離が必要です。

 

増改築を行う前にも法適合調査の確認を

あらたに更地に建物を建てる場合や、すでに敷地内に他の工場があり、その一画に新たに工場を建てるケースや既設の建物を改修や増築するケースも多く、それらに伴い開発許可申請や、建築確認申請など関係官庁に手続きを行う必要があり、事前調査が重要となります。